菌糸ビンの使い方

クワカブ飼育

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菌糸ビンとは

菌糸ビンとは、キノコの栽培技術を応用し作成された『クワガタ幼虫飼育用のエサ』です。使用されている代表的なキノコにはヒラタケ・オオヒラタケ・カワラタケなどが使用される事が多くみられます。

菌糸ビンでの飼育のメリット

菌糸ビンでも飼育のメリットは発酵マットで飼育するより幼虫が大きく成長するメリットがあります。

菌糸ビンの使い方

・幼虫を入れる1~2日前には使用場所に置く

菌糸ビンを飼育環境に前もっておく事で、温度、湿度をを飼育環境に近づけ、幼虫への環境変化のストレスを与えない様にしましょう。

・幼虫を投入前に

菌糸ビンの蓋を開け幼虫が潜りやすくする穴を開けましょう。購入してきた菌糸ビンによっては初めから穴が開いているものもありますが、菌で覆われて白くなっているのでスプーン等の固いもので幼虫のサイズに合った穴を開けましょう。

・幼虫を入れる

幼虫を入れる時はスプーンなどで菌糸ビンに入れましょう。数分置いておくと潜っていくので、潜ったのを確認し蓋を閉めましょう。

幼虫投入後の菌糸ビンの管理

キノコが生えてきたら??

キノコが生えてきたら取り除きましょう。キノコが生えると菌糸ビン内の栄養素がキノコにとられ菌糸ビンの栄養の低下に繋がるので取り除きましょう。

菌糸ビンになぜ水が溜まるの??

菌糸ビン」とは、生きたキノコの菌床が封入されたアイテムのことを指します。このアイテムを最適な条件で育てるために、キノコの菌に快適な温度帯である摂氏20度から25度の範囲を保つことがおすすめされます。

キノコの菌床は、木屑を分解して土に戻す作用を持ち、この過程で酸素を消費します。温度が上昇すると、この分解作用が活発化し、呼吸量も増加します。この過程で水と二酸化炭素が発生します。このとき、発生した水(遊離水)は、キノコの菌床内部を乾燥から保護する「防衛本能」を発揮します。この現象は自然界でも見られ、キノコの生えている木の表面もしっとりしていることがあります。

特に寒い時期や乾燥しやすい季節には、この「水」が増えやすい傾向があります。したがって、菌糸ビンを使用するには、適切な温度と湿度を維持することが重要です。

菌糸ビンに水が溜まったら?? (菌糸とビンの間に水滴発生したら??)

菌糸ビンに水が溜まると、水量が多いと幼虫が死ぬ可能性があります。菌糸ビンの蓋側を下に向ける事で水が蓋の隙間から水を抜く事が出来ます。ですが緊急的な対策なので、菌糸ビンの交換する方がよいでしょう。

菌糸ビンの交換のタイミング

菌糸ビンに投入し1本の菌糸ビンで成虫まで羽化させる事も可能ですが、菌糸の劣化、栄養不足で幼虫が死んだり、幼虫の成長が悪くなり、小さい個体になります。

・菌糸ビンの交換のサインは??

1,黒い部分が半分以上になったきたとき

2,菌糸が縮んで容器との隙間が出来たとき

3,水が溜まったとき

4,カビが生えたとき

5, 幼虫投入から3か月程経ったとき (菌糸の消費期限は3か月と言われています。室温、湿度など環境によって変化はしますが、3か月を目安にするといいでしょう)

※菌糸ビンの交換のサインが出ても幼虫が前蛹、蛹になっている時は、菌糸ビンの交換は控えましょう。新しい菌糸ビンに入れても蛹室を作る事が出来ないので、水が溜まったとき、カビが生えたときは人口蛹室を作成し、人口蛹室で羽化させる事がいいでしょう。

菌糸ビンの交換の仕方

1,新しい菌糸ビンを購入し飼育環境で1~2日置き、飼育環境に菌糸ビンを慣らします。

2,使用中の菌糸ビンからスプーンなどを使い幼虫を取り出します。

幼虫を取り出す時は、幼虫を傷つけない様に慎重に作業をしましょう。

3,幼虫を新しい菌糸ビンに入れましょう。

新しい菌糸ビンに幼虫を入れる穴を開けて置き、幼虫を入れ、潜ったら蓋を閉めましょう。

菌糸ビンの注意点

菌糸ビンの劣化について

菌糸ビンの外見的に劣化を見分ける特徴とは

1,変色する→白色から茶色等に変色する。

2,ビンに水が溜まる。

3,菌糸が縮んでビンとの間に隙間が出来る。

菌糸ビンの劣化の初期症状は変色です。さらに劣化が進むと菌糸が縮み水が溜まり始めます。水が溜まりだすと使用を止め菌糸ビンの交換をお勧めします。

※直ぐに交換が出来ない人の応急対策は菌糸ビンの逆さに向け、水を蓋側から出す事により、水の量を減らす事が出来ます。(床に水がこぼれる恐れがあるので注意が必要!!)

菌糸ビンの劣化を早める要因は??

菌糸ビンの劣化を早める要因は

1,温度が高すぎる。

2,温度変化がある。

菌糸劣化を防ぐ方法は飼育環境を20℃~25℃に保てると菌糸ビンの劣化は長持ちするでしょう。

まとめ

クワガタ飼育の菌糸ビンの使い方のまとめは

クワガタの種類に合った菌糸ビンを選び、必要な菌糸ビン大きさを確認し、清潔な作業環境で、クワガタの幼虫を菌糸ビンに移します。幼虫は菌糸を食べるため、適切な菌糸ビンの大きさを使用する事で、幼虫は大きく育つでしょう。また、クワガタの幼虫に適した温度と湿度を保ちます。これにより、健康的な成長が促進されます。菌糸ビンの通気を確保し、適切な光の条件を提供します。ただし、直射日光は避けます。約3ヵ月毎に菌糸ビンを交換する事で菌糸の劣化を避けた状態で幼虫飼育が出来、大きな幼虫飼育が出来るでしょう。

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