菌糸ビンと飼育マットの違いは??どっちを使用すべき??徹底解説!!!

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皆さんがカブトムシやクワガタの幼虫を飼育する際に、菌糸ビンと飼育マットのどちらを使用するかについて、ネット上では一概に良し悪しについての情報が錯綜していることがよくあります。そこで、今回は菌糸ビンと飼育マットの違がいを初心者の方にも理解しやすいように基本的な情報からお伝えします。ぜひ参考にしてみてください!

菌糸ビンとは??

「菌糸ビン」という名前は、昆虫の飼育を初めてみる人にはあまり馴染みのない用語かもしれません。簡単に説明すると、菌糸ビンは広葉樹にキノコ菌を植え、木の成分の一つである「リグニン」を分解して、幼虫が食べやすい状態に変えるためのものです。

実は、菌糸ビンはもともとキノコの栽培に使用されるアイテムでした。広葉樹のオガ粉を腐朽させるプロセスから、クワガタやカブトムシの幼虫にとっても理想的な環境が得られるのではないかという発想から、菌糸ビンのアイデアが生まれたのです。

飼育マットとは??

「昆虫マット」「カブトムシマット」「クワガタマット」など、さまざまな種類の「○○マット」という言葉をよく耳にします。飼育を始めたばかりの人にとって、初めて聞く言葉かもしれませんが、簡単に説明すると、マットとは腐葉土を模倣した材料のことです。

野生のカブトムシやクワガタの幼虫は、本来腐葉土を食べて成長します。これは自然界で、微生物やミミズなどによって枯葉や朽木などの有機物が分解されてできたものです。昆虫マットは、この腐葉土の環境を模倣したもので、主にカブトムシやクワガタの幼虫を飼育したり、♀(雌)が卵を産むときに必要となる昆虫飼育用のアイテムです。

昆虫マットは通常、発酵させたものが多く使用され、このため「発酵マット」とも呼ばれます。一方、発酵させていないものも「マット」と呼ばれることがあります。カブトムシやクワガタの幼虫は、これらのマットを棲み家とし、またマットを食べながら成長するのです。このような環境は、これらの昆虫の飼育に欠かせないものです。

菌糸ビンのメリット

菌糸ビン飼育の利点の一つは、発酵マットでの飼育に比べて大きなサイズで昆虫が羽化しやすいことです。これにはいくつかの要因が影響しています。

まず、菌糸ビンに使用されるオガは、マットに比べて生に近く、多くの栄養を含んでいます。さらに、菌糸ビンにはキノコの菌が使用されているため、菌自体の栄養も昆虫に利用されます。これらの要因により、菌糸ビンでの飼育を通じて、大きな個体を育てることが容易になります。

したがって、大型の昆虫を育てる際には、菌糸ビンを選択することがおすすめされています。

菌糸ビンのデメリット

菌糸ビンのデメリットとして、発酵マットに比べて若干高価であることが挙げられます。また、特定の菌糸の種類に適した環境を維持することが必要であり、これは初心者にとってはやや難しい側面があります。そのため、菌糸ビンはある程度経験のある飼育者向けのアイテムとされています。

さらに、温度変化を激しくすると、本来のキノコが成長し、飼育環境が悪化する可能性があることも考慮すべきです。したがって、温度管理に注意を払う必要があります。

最後に、菌糸ビンでは羽化時に個体が死亡するケースが見られることがあり、そのため若幼虫を菌糸ビンに投入する場合は、リスクが高まることがある点も考慮すべきです。

飼育マットのメリット

飼育マットのメリットの一つは、その手軽さです。基本的に、カブトムシやクワガタムシ用の飼育マットは、広葉樹の葉を元に作られているため、自然環境に近い状態を提供します。

特にカブトムシの場合、飼育ケースに腐葉マットを比較的深く(約5㎝以上)敷き詰め、その中でカブトムシのペアを飼育すると、ほぼ100%に近い確率でその中で産卵が行われるでしょう。この手法は、初心者から経験豊富な飼育者まで幅広く利用でき、飼育マットが手頃な価格で入手できることもその利点の一つです。

飼育マットのデメリット

飼育マットのデメリットの一つとして、外部の気温や湿度の影響を受けやすいことが挙げられます。これにより、発酵熱やガスの発生、水分不足などの問題が発生しやすく、定期的なガス抜きや水分の補充が必要となることがあります。また、飼育マットは定期的に交換が必要であるため、手間を感じることもあるでしょう。

さらに、飼育マットを使用する際に、コバエやダニの発生が最も気になるデメリットの一つです。自然由来のマットを使用する場合、栄養価が高いため、コバエやダニの発生確率が高くなります。そのため、これらの害虫の対処が必要となり、飼育環境の維持に一定の注意が必要です。

まとめ

まとめると、一般的には「ビギナーから玄人は飼育マットを選び」「中級者から玄人は菌糸ビンを検討する」といえるでしょう。

初めて昆虫を飼育する人にとっては、まず飼育マットから始めてみることをおすすめします。それによって、基本的な飼育スキルを磨くことができ、経験を積んでから菌糸ビンに挑戦するのが良いでしょう。

今回のブログが皆さんのお役に立てれば幸いです。

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