オオクワガタを飼育している人で産卵はすけど産卵数が少ないという方は多くいるでしょう。
産卵成功率を上げるには、産卵が上手くいかない理由を知る事です。
この上手くいかない理由を知っておく事は、とても大切な事です。
失敗する原因に対して事前に対策する事で成功率を上げる事が出来ます。
産卵成功率を上げる事に必要な事を4つおさえましょう。
産卵成功率が低いのは外的な要因
①オオクワガタが活発に活動できる環境が作れていない事が原因です。例えば温度が低すぎて冬眠している様な環境であればオオクワガタは活動をしません。室内の温度調整を出来る環境であれば温度帯は25℃くらいがオススメです。25℃でも産卵が鈍い時は1℃ずつ上げて様子をみてみましょう。
オオクワガタも生き物なので23℃、24℃でも活発に活動する個体もいるので、自分の飼育の様子を見ながら温度を見つけましょう。
②早期羽化メスを産卵に使うと産卵成功率は低いです。早期羽化メスで産卵をさせる方は温度管理を少し高めの温度の25℃~28℃で管理すると産卵成功率は増えるでしょう。
ですが一度、28℃くらいに上げてから23℃に下げてしまうと秋や冬になったと勘違いし活動が鈍くなる可能性が高まるので、活動しやすい温度帯の25℃くらいがオススメです。
③ペアリング時のマットの量にも注意が必要です。ペアリング時のマットの量を沢山入れ過ぎると、メスは寝心地が良くなり、潜って出てこなくなって交尾をしなくなります。
私は、ペアリング時のマットの量は2~3㎝くらいで行っています。
産卵成功率の低いのはオスの要因について
①オスの要因で幼虫が取れないのは種無しが要因で幼虫が取れない。
②羽化してすぐにペアリングした時は、なかなか幼虫は取れないでしょう。
成熟不足でペアリングがうまくいかない、産卵しないという事があります。
大型血統だと今年6~7月に羽化してきた成虫は一冬越してからペアリングし産卵させると良いでしょう。
羽化してから3ヵ月くらいでペアリングして産卵させる事は出来ますが、10月くらいから幼虫を飼育し始めると、大きく育てるのには時期が悪いので、基本的には一冬越してからの4月からペアリングし5月に産卵セットを組んで飼育するのが時期がイイと考えています。
産卵成功率低いのはメスの要因について
①ペアリングが上手く出来ていなかったなど、掛かりが甘いとメスは産卵行動には入りますが、卵を産んでも腐って孵化しません。そんな時は、もう一度、ペアリングからやり直すといいでしょう。
②ペアリング後に直ぐに産卵セットに投入すると、上手く産卵出来ない事もあります。
③オスと同様で種無し。
④早期羽化メスの可能性もあるので一冬越えてからペアリングする事をおすすめします。
産卵させるにはオス・メスの相性が重要
オスとメスの相性が悪いと交尾をしない事があります。
相性が悪く、交尾しない時でもペアリングの期間を延ばすと交尾し産卵までするケースは多くみられます。
通常のペアリングは1週間、同居しますが産卵しない時は2週間程、ペアリングする事で、産卵する確率は増える事があるでしょう。
ペアリングして交尾をしているかわからない状態でで産卵セットを組んで産卵しないケースもあります。
そんな時は、ハンドペアリングを2,3回させて自分で交尾してる事を確認してからペアリングのセットに投入すると産卵の確率は上がるでしょう。
まとめ
産卵数を増やす為の解決策ですが、卵が腐ったり、産卵痕の中に卵が入っていなかったりなど、幼虫が取れない現象はよく起こりますが、そういう場合は、焦らず、ペアリングからやり直すか、このまま産卵を続けて卵を産む事をくらいしかできません。
初心者の方には難しいかもしれませんが、何度かする事でスムーズにペアリングを行い、産卵数の確保に繋がるでしょう。
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