オオクワガタを飼育している人で大型の個体を作出したい人、極太の個体を作出したい人、普通にブリードだけを楽しみたい人と色んな人がいるでしょう。
今回はその中でも、大型個体を目指している人に
★菌糸ビンのサイズの選び方
★菌糸ビンの交換のタイミング
★大きく育てる為のポイント
について紹介します。
オススメのボトル
オオオクワガタ幼虫を飼育していく為のボトル種類とサイズには色々な種類があります。
ボトルには主に3種類あります。ガラス瓶・ペットボトル・PPボトルの3種類があり、1番オススメなのがPPボトルです。3種類の中で1番安いというところがありますが、酸素透過率と防湿性がともに高い点が私は評価しています。酸素透過率はその名の通り、酸素を通すと言う事で、ペットボトルも酸素を通しますが、PPボトルより酸素透過率が低いです。ビンは全く通しません。
防湿性とは水分を通さず吸収しないという特性があると言う事ですが、これもペットボトルはPPボトルより数値が低くビンは全く通しません。
上記の言葉は少し難しいですが、簡単に言うと、幼虫が容器内で酸欠にならないように、蓋を開けたり、逆さにしたりしますが、PPボトルを使用する事で多少は改善傾向になるのと、PPボトル内のオガの水分が外に排出されるのを防いでくれます。酸素透過率と防水性の両方を兼ね備えてるのに、他のボトルと比較しても安いので完璧なボトルです。
ですが、実際に目で見てわかる訳ではない、酸素を通す量も微量なので、空気穴を開ける方がイイでしょう。
PPボトルの微量の酸素透過率と上部に空いている空気穴で酸素を取込めるので魅力的です。菌糸ボトルに幼虫を投入すると3ヵ月後、最終ボトルだと羽化するまでボトルで管理するのでオガの水分がボトル外に飛んで劣化を遅らせてくれる特性を持っているのでPPボトルが最適です。
ボトルのボトルサイズ
例1
1本目 → 430mlのプリンカップ (約1か月後に♂♀判別する)
2本目 → ♂1400ml ♀800ml (約3ヵ月)
3本目 → ♂1400ml ♀800ml (約3ヵ月)
4本目 → ♂1400ml ♀800ml (羽化まで)
例2
1本目 → 200mlのプリンカップ (2週間後に♂♀判別しない)
2本目 → 800ml (約3ヵ月後に♂♀判別する)
3本目 → ♂1400ml ♀800ml (約3ヵ月)
4本目 → ♂1400ml ♀800ml (羽化まで)
例3
1本目 → 800ml (約2か月後に♂♀判別する)
2本目 → ♂1400ml ♀800ml (約3ヵ月)
3本目 → ♂1400ml ♀800ml (約3ヵ月)
4本目 → ♂1400ml ♀800ml (羽化まで)
上記で3つ、幼虫管理のプリンカップ、菌糸ビンの入れ替えのタイミング、プリンカップ、菌糸ビンのサイズについて例を挙げましたが、私は例1で幼虫の管理をしています。1本目でプリンカップで管理し♂♀判別してから2本目の♂♀に合ったサイズの菌糸ビンに投入した方が効率的だと思います。
1本目から1400mlの大きな容器に入れた方が幼虫の成長はいいのでは??と考える人もいるでしょうが、初令幼虫、2令幼虫は成長は早いですが、幼虫が小さいため、食べる量は少ないです。なので430mlくらいの容器で十分です。お金と、飼育スペースに余裕がある方は、初めから1400mlボトルに入れてもイイですが、3ヵ月毎に菌糸ビンの交換をしないと菌糸は劣化します。劣化した菌糸ビン内に入れておくと幼虫の成長の妨げになるので、劣化した菌糸を食べさすより、定期的に菌糸ビンを交換し新鮮なエサを食べさす方が、幼虫は大きく成長すると考えるので、私は例1の菌糸ビンのサイズで交換を進めます。
菌糸ビン交換のベストなタイミングについて
昔は幼虫の期間はあまり触らない方がイイ、暗い部屋で飼育する等、色々な事が言われていましたが、私は毎日、電気を付けて菌糸ビンを見ています。なので菌糸ビンの3本返しが主流でしたが、菌糸ビン交換時に触るくらいでは、私の飼育環境では幼虫の体重が激減する事はないので、菌糸の劣化の事を考え、4本返しをしています。定期的に菌糸ビンを交換し、新鮮なエサを与える方が幼虫の成長はいいと考えています。
初令幼虫がいつ取れるかによって違いますが、大体12月くらいに幼虫は白から黄色に変色していきます。黄色に変色した時期を最終期を呼ばれる事もあります。最終期になると幼虫は、あまり成長しなくなるので菌糸ビンの交換を控える方がイイでしょう。
まとめ
小遣い内でオオクワガタを飼育し、大きな個体を成長さす為に、纏めています。どうしたら大きく成虫させれるのかと思っている方は参考になるのではないでしょうか。
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