オオクワガタの飼育している人で繁殖させたい!!って人は沢山いるでしょう。
クワガタは色んな種類がいてクワガタによって産卵する方法はクワガタよって違います。
①基本的にマットに産卵する種類。
②産卵木に産卵する種類。
③菌糸に産卵する種類の3種類に分けることが出来ます。
その中でもオオクワガタの産卵を沢山、産んでもらえる産卵材の選び方をを紹介します。
産卵木を選ばないといけない理由
昆虫ショップやネットで産卵材は沢山売られています。値段の違い、太さの違い、硬さの違い等、色々違いはあります。
産卵ステージはオオクワガタをブリードさせる事において、トップ3には入っても過言でもないくらい重要で繊細なステージだからです。
ここで幼虫が取れないとブリードどころではありません。幼虫を取る為の作業であるペアリング、産卵セットはどれを取っても重要です。
その重要な作業である産卵セットを作る為に必要な産卵材です。
それをしっかり選ぶ事が、産卵を成功させる為の重要な一つの要素です。
また、近年では、良質の材が不足している事と、そうの影響で良質な材が高騰しています。
多少、材の品質が落ちたとしても幼虫が取れるようにしておくといイイと思います。
お金があって良質な材を購入出来るとイイのですが、私の様に、お小遣いの中でオオクワガタ飼育を楽しんでいる方は、良質の材を、沢山、購入出来る訳ではありません。
材の質を多少落としても幼虫を取れるポイントについて紹介します。
産卵材の種類について
昆虫ショップ、ネットで販売されている材の種類はクヌギ・コナラのどちらかが大半です。
近年、良質なクヌギ材が激減している為、コナラを販売しているショップを多く見かけます。
オオクワガタのブリードではクヌギでもコナラでも、どちらを選んでも問題はありません。
クヌギ、コナラの2つの特徴としては、クヌギは柔らかく、コナラは固い印象です。
私はクヌギの方が産卵数が多く感じますが、産卵させてみてクヌギで産卵数が少ない場合はコナラを試すなどで、材を選んでみてもイイでしょう。
産卵材の品質について
産卵材が販売されている販売店では、産卵材をS材、A材、B材などとランクが付けられて販売されています。
一般的には、産卵材の芯が細く、黒いシミが少ない材を良質な材と呼び、芯が太く、黒いシミが多い材をB材などと呼びます。
芯は中央にあるのでメスは産卵してくれますが、黒いシミは全体的にある事があるので、産卵してくれない事が多くなるので、特に黒いシミには注意して産卵材を選びましょう。
芯や黒いシミの部分にはオオクワガタは産卵しないので芯が細く、黒いシミがない産卵材の方が産卵する場所が多いので産卵数が多くなる事が期待できます。
産卵材の芯
産卵材の黒いシミ
産卵材の太さについて
昆虫ショップに行くと産卵材の太さの表示にSサイズ、Mサイズ、Lサイズなどに分けられています。
産卵材が太い程、メスが産卵するスペースが多くなるので太い方がイイでしょう。
ですがLサイズはかなり太くなるので、産卵セットを組むケースに収まるかを確認する必要があります。
Mサイズくらいの太さを選ぶと飼育ケースに収まり,使い勝手がイイかと思います。Mサイズ1本使用すると飼育ケースが余り過ぎる時は2本入れて産卵セットを組んでもイイでしょう。
最後にSサイズで産卵セットを組むと材が細すぎるのでメスが産卵材をバラバラにしてしまい、産卵しない事があるので、オオクワガタの産卵セットには、LサイズかMサイズがイイでしょう。
産卵材の硬さについて
昆虫ショップで購入時に千枚通しで硬さ確認をする事は出来ません。爪で少し押してもイイですが産卵材を爪で押すとすべての材は力加減は多少変わるかもしれませんが、爪の痕は付きます。
ではどうやって判断するかは、芯が細く、黒いシミがない材を選びましょう。
また爪で押したりしないで判別する方法は昆虫ショップで材が沢山並んでいる所から材を手に取り、重さで判断します。材の中身が詰まっている材は重く、産卵に適した朽ちた材は軽い傾向にあります。
私は朽ちた軽い材を選んでいます。軽い材でも指で押さえて柔らかすぎるものは注意が必要です。
加水する前に柔らかすぎると言う事は、加水するとフニャフニャになり過ぎて産卵セットを組んだ時にメスが材を直ぐにボロボロにしてしまうので、注意が必要です。
上手な産卵材の選び方について
1ラインで幼虫を何頭取りたいかによって産卵材の選び方は変わってきます。
★1ラインで30頭以上取りたい方
SorAランクのLL材を選ぶといいでしょう。
太くて芯が少なく黒スミもない材を選ぶ事でメスの産卵するスペースが多くなり産卵数が増えます。
1度の産卵セットで沢山の幼虫をとる事で幼虫の管理(菌糸ビン交換など)が同じ時期に出来て管理が容易になります。
★1ラインで5頭程度取りたい方
BランクのM材でいいでしょう。
産卵材に芯、黒スミがあっても産卵するスペースはあります。なので多少の幼虫は取れるでしょう。ですが安く、もう少し幼虫を取りたい方はBランクのM材を2本入れるといいでしょう。2本入れる事により、産卵スペースが増え、幼虫が取れます。
Sサイズの材は個人的にはオススメしませんが、小型種のクワガタには使用してもイイでしょう。
自分が、どんなスタイルでブリードを楽しむかで産卵材を選んでみましょう。
植菌材について
オオクワガタの産卵材で一番いいのは植菌材です。植菌材にはカワラ材、ニクウスバ材を使用するといいでしょう。植菌材を使うと多く幼虫が多く取れると言われますが、個人的な感想は、植菌材でも産卵材でも幼虫の取れる数はあまり変わりはないでしょう。
では、植菌材の何がイイのかと言うとカビが生えにくいという事です。カビが生えにくいという事は、次工程の菌糸ビンで管理する時にもカビ菌を菌糸ビンへの侵入を抑える事が出来ます。
植菌材のデメリットは金額が高い事です。お金に余裕がある人は植菌材がイイですが、人気なのでショップでも、よく売り切れている事があるのでチェックが必要です。
まとめ
自分がどんなスタイルでブリードを楽しむかで産卵材、植菌材を選んでブリードを楽しみましょう。
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